91APPについて
91APPは、台湾で初めて上場を果たしたSaaS企業であり、自社開発による3つの主要なクラウドソリューションを提供しています。具体的には、Commerce Cloud(コマースクラウド)、Marketing Cloud(マーケティングクラウド)、OMO Cloud(オンラインとオフライン融合のクラウド)の3大リテール向けソフトウェアクラウドです。 「データ × EC」という付加価値サービスを組み合わせることで、ブランド企業がD2C(Direct to Consumer;消費者向け直販)市場に迅速に参入できるよう支援。電子商取引ソリューションとデジタルマーケティングソリューションを高いレベルで統合し、全チャネルでのOMO(Online Merges with Offline;オンラインとオフライン融合)運営の効果を最大化。ビジネスとマーケティングの成長を加速させる「フライホイール効果(成長の好循環)」を生み出し、ブランドの競争力を大きく強化しています。 同社の顧客には、LVMH、L'Oréal、VF Corporationなどのインターナショナルブランドグループのほか、ファミリーマート、「(Cosmed) 康是美」、「(POYA) 寶雅」などの大手小売業者、さらには台湾の上位100大ECブランドの過半数が含まれています。
直面していた課題
従来は、仮想マシン(VM)やモノリシックアーキテクチャを基盤とした構築方式が主流でしたが、現在の開発環境やエンジニアが慣れ親しんだ開発ツールに対応しつつ、コンテナ化やサーバーレス化といった最新の技術ニーズにも応える必要があります。そこで91APPは、新たなツールやクラウドプラットフォーム技術の活用を通じて、アジャイル開発および頻繁なバージョン更新が求められる状況においても、迅速にリリースを行い、顧客ニーズに応じたレポートやデータの出力などをスピーディーに実現できる体制の構築を目指しています。
GCSが提供したソリューション
上記のニーズに対応するため、GCSは91APPに対して、主要なクラウドネイティブ開発基盤としてCloud Run への移行を提案しました。 Cloud Run はサーバーレスのサービスであり、「使った分だけ支払う」従量課金モデルを採用しているため、不要なリソースの浪費を防ぎ、コストの最適なコントロールが可能です。また、CPUやメモリの調整が柔軟に行えるため、システムの安定性を保ちながら、パフォーマンスとコストのバランスを最適化することができます。
加えて、91APPでは BigQuery と Looker Studio を活用し、リアルタイム性の高い可視化レポートの生成も実現しています。これにより、膨大なデータを迅速に集計・分析し、直感的かつ即効性のあるデータ可視化を通じて、意思決定の精度とスピードを大幅に向上させています。
導入による成果
1. ソフトウェア開発において、91APPの技術チームの使用習慣や好みに合わせた柔軟なクラウドアーキテクチャの提案
GCSは、91APPの開発チームが慣れ親しんでいる技術スタックや開発手法にフィットするよう、柔軟性の高いクラウドネイティブ技術を提案。コストとパフォーマンスのバランスを考慮した最適な構成を設計し、実際の開発現場での使いやすさと効率性を両立しました。
2. GCSによる迅速なコスト管理支援とチケット対応で、顧客対応をスピードアップ
クラウド費用の最適化や技術課題に対して、GCSパートナーは迅速かつ的確に対応。チケットへのフィードバックもスムーズに行われるため、91APPはクライアントからのリクエストにも迅速に応えることができ、顧客満足度の向上にも寄与しています。
3. Google Cloud Platformとその関連サービスが、ビジネス要件に合致した機能性と将来性を提供
Google Cloud Platform(GCP)は、91APPのビジネスニーズに即した柔軟かつ拡張性の高いインフラを提供。これにより、同社はスピーディーにサービスを拡張し、新たな市場や顧客ニーズにも柔軟に対応可能な体制を構築できています。ビジネス成長と将来的な拡張性の両面で、大きな優位性を発揮しています。